妊娠中にお茶はどれくらい飲んでいい?妊婦におすすめの市販ペットボトル・ノンカフェインの注意点&1週間バランス術

※本記事の免責事項
本記事は厚生労働省等の公的機関情報および一般的な栄養学・生活のヒントを提供するものであり、医学的診断や治療に代わるものではありません。
妊娠経過には個人差があるため、体調に不安がある場合は主治医へご相談ください。
「妊娠中はカフェインを控えた方がいいと言うけれど、緑茶や紅茶は多少なら飲んでいいの?」
「毎日お水ばかりだと飽きるし、市販のペットボトル茶を選んでも大丈夫?」
妊娠すると、これまでは意識していなかった「毎日の飲み物」の安全性や成分が急に気になるものですよね。ネットを検索すると「あれもダメ、これもダメ」と情報が溢れていて、何を選べばいいのか迷ってしまう女性は少なくありません。
結論からお伝えすると、厚生労働省などの公的機関の基準を正しく理解すれば、妊娠中もお茶を適量楽しんで飲むことができます。
この記事では、緑茶・紅茶・烏龍茶のカフェイン量の目安から、いますぐ選べるおすすめの市販ペットボトル茶、ノンカフェイン茶の選び方や注意点、さらに外食時のスマートなオーダーの工夫までわかりやすく解説します。
【結論】妊娠中にお茶は何をどれくらい飲んでいい?公的機関の基準と目安量

「お茶を飲みたいけれど、赤ちゃんへの影響が気がかり…」という悩みは、妊娠中の多くのママが抱えるものです。まずは、公的機関が示しているカフェインの目安量を知ることから始めましょう。
厚生労働省・WHOが示す「妊娠中のカフェイン摂取量」の基準
カフェインを過剰に摂取した場合、胎盤(たいばん)を通じておなかの赤ちゃんへ伝わり、発達や出生時の体重などに影響する可能性が報告されています。そのため、国内外の公的機関では以下のような摂取目安を参考にすることを呼びかけています。
- 厚生労働省: 世界保健機関(WHO)や各国の基準を紹介し、妊娠中の過剰摂取への注意を喚起。
- WHO(世界保健機関): カフェインの胎児への影響を抑えるため、妊娠中のコーヒーは1日3〜4杯までを推奨。
- 英国食品基準庁(FSA): 妊娠中のカフェイン摂取量は1日200mg程度までとすることを推奨。
(出典:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」)
つまり、1日あたり200mg程度(一般的なマグカップで1〜2杯程度のコーヒー、またはコップ数杯のお茶)であれば、過剰に心配する必要はないという基準が示されています。
妊娠中の「紅茶」「烏龍茶」「緑茶・ほうじ茶」は1日何杯まで?カフェイン比較表

「紅茶や烏龍茶は実際どれくらい飲めるの?」という疑問にお答えできるよう、100mlあたりのカフェイン量と、200mg基準に基づいた1日あたりの目安杯数を表にまとめました。
お茶・飲み物の摂取目安とカフェイン量
| お茶の種類 | 1日あたりの摂取目安 (200mg基準) |
100mlあたり カフェイン量 |
補足ポイント |
|---|---|---|---|
| コーヒー(ドリップ) | マグカップ約1〜2杯(約300ml) | 約60mg | カフェインレス(デカフェ)を選ぶと安心 |
| 紅茶 | カップ約3〜4杯(約600ml) | 約30mg | 濃いめに出しすぎないよう調整 |
| 烏龍茶 | コップ約4〜5杯(約800ml) | 約20mg | 食事と一緒に適量楽しむ分には問題なし |
| 煎茶・緑茶 | コップ約4〜5杯(約800ml) | 約20mg | 渋み成分(タンニン)にも配慮し飲みすぎない |
| ほうじ茶・玄米茶 | コップ約5〜6杯以上 | 約20mg / 約10mg | カフェインは少なめだがゼロではない |
| 麦茶・コーン茶・ルイボス | 基本的に制限なし | 0mg (ノンカフェイン) | 毎日の水分補給の基本におすすめ |
※上記は、あくまで目安です。体調に異変を感じたら、すぐに飲用を控えて、かかりつけ医などの医療機関にご相談ください。
【検索アンサー】スーパー・コンビニ・通販で選べる!妊婦におすすめのお茶3選
「目安量はわかったけれど、結局ノンカフェインのお茶はどこで買えばいいの?」という疑問にここでお答えします。
厳しい衛生管理下で作られ、スーパーやコンビニ、通販で安定して手に入る人気のペットボトル茶・市販茶から、妊娠中でも安心しておすすめできる3つの商品を厳選しました。
手軽で安心!妊婦さんが選んでいいペットボトル・市販茶厳選3選
1. 【緑茶派に】「生茶 おいしいカフェインゼロ」(キリン )

「緑茶はカフェインがあるから妊娠中は飲めない?」と心配な方にぴったりなのが、このカフェインレスな生茶です。
特殊な製法によりカフェインを0.001g未満までカットしながら、緑茶の豊かな香りと旨味はそのまま保たれています。食事のお供として緑茶を楽しみたいけれど、カフェインはしっかり控えたいという時期にも心地よくゴクゴク飲める定番商品です。
2. 【毎日の水分補給に】「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」(サントリー)

アレルギー特定原材料等28品目不使用で、カフェインゼロ。大麦や玄米などの穀物をブレンドした、香ばしくやさしい味わいが魅力です。
苦味や渋みが少なくすっきりとした喉ごしのため、つわりでにおいや味が敏感になっている時期のメインの水分補給として、冷蔵庫にストックしておくプレママが多い人気のペットボトル茶です。
3. 【リラックスの紅茶・ルイボスに】「オーガニック ルイボスティー」(一般的な有機認定商品)

ルイボスティーはノンカフェインで、妊娠中に嬉しいミネラルを含んでいるのが特徴です。
スーパーや通販で扱われている「有機JAS認証」マークのついたオーガニック製品や高品質なルイボスティーは、渋みやクセが少なくまろやかで、洋食から和食まで幅広いメニューに合います。カフェインレス紅茶感覚で、リラックスタイムのお供におすすめです。
ペットボトル茶の「チェックポイント」!はと麦茶やブレンド茶は気をつけた方がいい?

市販のお茶を選ぶ際は、パッケージ裏面の成分表示ラベルをチェックする習慣をつけてみましょう。「ノンカフェイン」の表記があるか、どんな茶葉がブレンドされているかを確認しておくと安心です。
また、「はと麦が含まれるお茶は飲まない方がいい?」という疑問を持つ方もいらっしゃいます。
はと麦に含まれる漢方成分「ヨクイニン」は、濃縮されたものを過剰に摂取すると子宮を収縮させる可能性が指摘されることがあります。しかし、市販のブレンド茶や麦茶類に含まれる程度の量や、日常的なコップ数杯の水分補給であれば、一般的な食生活の範囲内であり過度な心配はいりません。
極端に濃く出した「はと麦茶」を何リットルも飲み続けるようなことさえ避ければ、日常の水分補給として美味しく楽しんで問題ありません。
妊娠中におすすめの「ノンカフェイン・カフェインレスお茶」種類別ガイド

毎日の水分補給に、ノンカフェインの特徴や味の違いを知って、好みの味を見つけてみましょう。ノンカフェインなので心置きなく飲むことができます。
香ばしくて食事に合う「麦茶・コーン茶(カフェインゼロ)・黒豆茶」
- 麦茶: 大麦を煎ったお茶で、カフェインは0mg。日本の食卓でおなじみの味で、ミネラルも含まれているため妊娠中のメイン飲料として最適です。
- コーン茶: トウモロコシの実やヒゲから作られるお茶で、こちらもカフェインゼロ。「妊娠中でも飲んでいい?」と探す人が多いコーン茶ですが、ほんのりとした甘みと香ばしさがあり、食事とおやつのどちらにもよく合います。
- 黒豆茶: 黒大豆を焙煎したお茶です。香ばしい豊かな風味があり、大豆イソフラボン(ポリフェノールの一種)などが毎日の食卓を優しく彩ってくれます。。
リラックスタイムに嬉しい「たんぽぽ茶・カフェインレス紅茶」
- たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー): たんぽぽの根を焙煎して作られるお茶です。コーヒーに近い深みと香ばしさがありながらノンカフェインのため、コーヒー代わりにリフレッシュしたい時に重宝します。
- カフェインレス紅茶(デカフェ紅茶): 水抽出技術などで茶葉からカフェインを取り除いた紅茶です。ミルクや少量の砂糖を加えてロイヤルミルクティーにすると、おやつの時間をより楽しく演出してくれます。
【要注意】ノンカフェイン茶でも「飲みすぎNG」なものとリスク

ノンカフェインのお茶は安心ですが、「だからといって同じお茶を何リットルも無限に飲み続けて良い」というわけではありません。バランス良く楽しむためのポイントをお伝えします。
ルイボスティーの飲みすぎはNG?妊娠後期に知っておきたい「ポリフェノール」のこと
大人気のルイボスティーですが、近年、専門の医学書などにおいて「妊娠後期(妊娠28週以降)にポリフェノールを極度に多く過剰摂取した場合、胎児の『動脈管早期収縮』(※赤ちゃんが生まれる前に心臓の血管が狭くなってしまう現象)と関連する可能性がある」とも指摘されています。
もちろん、日常的なコップ1〜2杯程度(1日数百ml)の飲用であれば心配いりません。
大切なのは「同じお茶だけを極端に飲み続けないこと」です。妊娠後期に入ったら、ルイボスティーは1日コップ1〜2杯ほどにして、日常のメインの水分補給は麦茶や常温のお水にするなど、飲み分けルールを作ると安心です。
参考 ルイボスティー摂取により胎児動脈管早期収縮をきたしたが、中止後改善し生児を得た1例/『周産期医学』50巻7号 (2020年7月発行)
ごぼう茶や濃いハーブティーは妊娠中にどう付き合う?
お通じを良くしたい女性に人気のごぼう茶は、水溶性食物繊維(イヌリン)を含んでおり、妊娠中も楽しむことができます。
ただし、根菜のエキスや特定のハーブ類が濃縮されたお茶を大量に飲むと、お腹が緩くなったり腸に刺激を与えたりすることがあります。
また、ハーブティーの中には(例:濃いめのカモミールなど)、妊娠中の積極的な大量摂取は避けた方がよいとされる種類も存在します。効果が強そうなハーブブレンド茶を試すときは、妊娠中の飲用についてラベルをよく確認し、1日1〜2杯の適量にとどめましょう。
【実生活の工夫】お店でのオーダー術&1週間のバランス飲み分け

外出先でのカフェやレストラン、普段の生活の中で「お茶選び」をもっと身近にする実践的なヒントをご紹介します。
外食やカフェで「水じゃ申し訳ない…ジュースも苦手」な時の賢い注文術
家族や友人とお買い物や食事に行ったとき、「お酒やカフェインが入ったメニューを避けようとすると、甘いジュースかお水しか選択肢がない」と迷ってしまうことはありませんか?
そんなときは、お店のマナーに配慮しながら、以下のスマートなオーダー方法を試してみてください。
外食時におすすめ!妊娠中の飲み物オーダー術
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🍋 「炭酸水+レモン」を注文する
さっぱり・食事に合う甘さがなく食事に合ってリフレッシュできます。メニューにある場合は無糖炭酸水を選ぶのがおすすめです。
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☕ 「カフェインレスやハーブティー」の有無を聞いてみる
選択肢が広がるメニュー表に記載がなくても、デカフェ対応やノンカフェインのハーブティーを用意しているカフェやレストランは増えています。
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💧 有料ドリンクを頼んだ上で「常温のお水・白湯」をお願いする
スマートで安心お食事や有料ドリンクを注文した上で、「妊娠中で体が冷えやすいため、氷なしのお水(または白湯)もいただけますか?」とひと言添えると、お店側にもスマートに伝わります。
飽きずに巡りを整える!「水・お茶・ジュース・レモン水」1週間バランス割合
特定の飲み物ばかりだと飽きてしまったり、つわりの時期は口当たりを変えたくなったりしますよね。そこで、無理なく美味しい「1週間の水分補給の目安バランス」をご提案します。
妊娠中の水分補給おすすめバランス
💧 基本のベース
目安:約60%お水 ・ 白湯 ・ 麦茶
日常の喉の渇きを潤すメインの水分として。
🍵 リラックス茶
目安:約25%コーン茶 ・ 黒豆茶 ・ ルイボス ・ カフェインレス緑茶 ・ 紅茶
食事の時や、ほっと一息つきたいリラックスタイムに。
🍋 リフレッシュ
目安:約15%レモン水 ・ 無糖炭酸水 ・ 100%果汁ジュース
おやつタイムや、口の中をすっきりさせたい時のお楽しみに。
このように時間帯や体調に合わせて飲み分けることで、楽しみながら適切な水分バランスを維持することができます。
妊娠中のお茶に関するよくあるQ&A
妊婦さんから実際によく寄せられる細かい疑問をQ&A形式で解消します。
Q1. 妊娠中にお茶漬け(市販・永谷園の素など)を食べても大丈夫?

A. 食べても問題ありません。カフェイン量は微量のため心配不要です。
市販のお茶漬けの素には緑茶や抹茶の成分が含まれていますが、1食あたりに含まれるカフェインはわずか数mg程度です。お腹の赤ちゃんに影響することはありませんので、安心してお召し上がりください。つわりで食欲がない時は、カフェインレスの緑茶や温かい白湯をかけるのもおすすめです。ただし、塩分の摂りすぎには適度に気をつけましょう。
Q2. つわりでお茶や水がまずい・飲めない時はどうすればいい?

A. 味の感じ方が変わるのは妊娠初期によくあること。無理せず飲める飲み物を探してみましょう。
ホルモンバランスの影響によって、これまで美味しかったお水やお茶が急に苦く感じたり、独特のにおいが嫌になったりすることは珍しくありません。温度を変えて少し冷やしてみたり、お水にレモン汁を一滴搾ったり、氷をそのまま口に含んだりする工夫が人気です。その時ご自身が一番ラクに口にできるドリンクを見つけてみてください。
Q3. ほうじ茶・玄米茶・ジャワティーは飲んでもいいですか?

A. 飲んでも問題ありません。どれもカフェイン量はコーヒーより少なめです。
ほうじ茶、玄米茶、そして紅茶系飲料であるジャワティーなどは、100mlあたりのカフェイン量が約10〜30mg程度と非常に少なくなっています。1日の合計摂取量が目安の200mg以内(コップ一杯またはペットボトルの1/3程度)であれば、お食事と一緒に適量を楽しんで問題ありません。
まとめ:正しい知識と安心のお茶選びで、マタニティライフに彩りを
妊娠中の飲み物選びは、カフェインの量やノンカフェイン茶の「飲み分けバランス」さえ意識していれば、決して難しくありません。
- コーヒーなら1日1〜2杯、緑茶や烏龍茶なら4〜5杯程度なら心配いらない
- 毎日のベースドリンクは、ペットボトルの麦茶やカフェインレス茶を賢く頼る
- ルイボスティーやハーブ茶は「適度(1日1〜2杯)」にして、お水や麦茶と組み合せる
体調が変わりやすく気をつかうマタニティライフだからこそ、お手軽で安心なペットボトル茶や美味しいノンカフェインのお茶を上手に取り入れながら、パートナーやご家族と一緒に穏やかで豊かなティータイムをお過ごしくださいね。
さらに知りたい妊娠中の食事の知恵や、先輩ママたちが実践していた工夫は、私たちCURMY(カルミー)のメディアでもご紹介しています。不安な時は情報を頼りに、マタニティライフを気持ちよく過ごしていきましょう!
CURMY編集部
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更新日: 8/7/2026






