パンチくんの本当のお母さんはどこ?飼育員さんとIKEAのぬいぐるみの温かい絆

テレビで流れてくる「ぬいぐるみと一緒に寝る子ザルの動画がかわいすぎる!」と話題のお猿さん。SNSのハッシュタグ「#がんばれパンチ」でも有名な千葉県にある市川市動植物園のニホンザル「パンチくん」はあまりの愛くるしさにファンが急増中。
一方で「どうしてお母さんと一緒じゃないの?」「かわいそう……」という声が聞かれることもあります。
今回は、パンチくんの成長記録を通じて見えてきた、種族を超えた「家族の絆」と、私たち人間の育児にも通じる大切なヒントをお届けします。
SNSで話題!市川市動植物園のニホンザル「パンチくん」とは?

パンチくんのプロフィールと人気の秘密
パンチくんは2025年7月26日生まれの男の子。生後7ヶ月のニホンザル。人間に換算しても1歳から1歳半頃(歩き始めから幼児期初期)の赤ちゃんです。
つぶらな瞳と、小さな手足で一生懸命ぬいぐるみを引きずる姿は、見ているだけでこちらの表情が緩んでしまうほどの破壊力。
週末には、彼の一挙手一投足を一目見ようと、多くの家族連れが詰めかけて市川市動植物園は、例年の2倍の来場者数になっているそう。
パンチくんの本当の母親はどこにいる?なぜ離れて暮らしているのか

パンチくんの本当のお母さんは同じ群れに⋯
パンチくんのお母さんは、同じ園内に暮らしているそうですが、名前は非公開。
「母親はどこ?」という疑問に対し、結論から言うと、市川市動植物園のサル山で暮らしています。
では、なぜ親子は互いに認識せずに離れて暮らしているのでしょうか。
そこには、パンチくんの命を守るための苦渋の決断がありました。
パンチくんの母親は猛暑の中での初産。その後の、体力の消耗があり、一時的に親に代わって育てる「人工哺育(じんこうほいく)」に踏み切ったのです。
母親も気にする様子を見せていたため、一度は母親の元へ戻ったものの、お乳が出ず、パンチくんが十分な栄養を摂れない状況が続きました。このままでは命に関わると判断した飼育スタッフの方々が、再び「人工哺育」に戻したのです。
「パンチくん母猿どこ」「かわいそう」という声について
SNSでは、お母さんと離れて過ごす姿を見て「かわいそう」というコメントも見かけます。現在は、将来的にパンチくんがサル山の群れに戻り、仲間として生きていけるよう「社会化」を目指したステップの真っ最中。
2月の末時点では、群れの猿とコミュニケーションを取り始めたという情報もあります。
スタッフさんたちは、彼が寂しさを感じず群れに戻せるよう、24時間体制で深い愛情を注いでいます。
【親子の学び】パンチくんの育児から学ぶ、現代の「子育て」

「共同養育」の大切さ:人間もニホンザルも一人では育てられない
野生のニホンザルも、実のお母さんだけでなく、群れ全体で子供を見守る「共同養育」を行います。
パンチくんを育てる飼育チームは、現代社会で言うところの「地域コミュニティ」や「保育園・ベビーシッター」と同じ存在と言えるでしょう。
「母親が一人で育てなければならない」という固定観念に縛られず、多様な手で宝物を育む姿は、私たち人間も学べる点があるのかもしれません。
愛着形成は「血の繋がり」だけではない
パンチくんが飼育員さんを信頼し、すくすくと育つ姿を見ていると、「愛着形成(あいちゃくけいせい:特定の相手との深い絆)」は血縁を超えて築けるものだと再確認させられます。
仕事で忙しく、一緒にいる時間が短いことに罪悪感を抱いてしまうママもいるかもしれません。でも、パンチくんのように「たくさんの愛情深い大人」に囲まれて育つことは、子どもにとって決してマイナスではないのです。
パンチくんを支える「第二の家族」!飼育員さんとIKEAのぬいぐるみ

ネットで話題の「飼育員さん」との絆
パンチくんを支えるのは、情熱あふれる飼育チームの皆さんです。餌やりの際にパンチくんが太ももにしがみついていても気にせず接する姿は、多くのファンの心を打っています。
パンチくんが飼育員さんから直接餌が欲しくて小脇にしがみつく姿は親子そのもの。
パンチくんの相棒!IKEAのぬいぐるみ(ジュンゲルスコグ)
パンチくんがいつもギュッと抱きしめている、あの茶色いぬいぐるみ。
実はこれ、IKEAの「DJUNGELSKOG/ジュンゲルスコグ」というオランウータンのぬいぐるみなんです。ぬいぐるみ自体も「オランママ」として大人気。サイズは13 cm×59 cmです。
パンチくんは、ニホンザルなのに、なぜオランウータンのぬいぐるみなのか? たまたま部屋に置いてあったようで、ソフトトイの長い毛並みや柔らかさが母親の質感に近かったのか、パンチくんが安心して気に入ったそう。
【CURMY的キーワード】「安心毛布」を知っていますか?
人間の子ども、特定のタオルやぬいぐるみを離さなくなることがありますよね。これは心理学で「安心毛布(ブランケット症候群)」と呼ばれ、親から自立していく過程で不安を和らげるための大切な役割を果たします。パンチくんにとってのIKEAのぬいぐるみは、まさに安心して成長するための「ブランケット」なのかもしれません。
【お出かけガイド】市川市動植物園でパンチくんに会おう!
混雑状況とパンチくんに会える時間帯
パンチくんの展示時間は、彼の体調や成長段階に合わせて調整されています。
現在、午前中に数時間、屋外または室内で見られるケースが多いようですが、お出かけ前に必ず市川市動植物園の公式HPやX(旧Twitter)をチェックすることをおすすめします。
子連れに嬉しいポイント(アクセス・施設)
江戸川を渡ってすぐの市川市動植物園は、都内東部(江戸川区、葛飾区、江東区など)から車で30〜40分という好アクセス!
アトラクションは、子どもたちに大人気の「ミニ鉄道」も魅力。授乳室・オムツ替えスペースも園内数箇所に設置されており、ベビーカーでの移動もスムーズです。
まとめ:パンチくんの成長は、みんなの願い
「母親はどこ?」という疑問の答えは、「お母さんは同じサル山にいて、目の前には彼を愛する第2の家族もいる」でした。
パンチくんがぬいぐるみを卒業する日も、そう遠くないかもしれません。いつか群れの仲間と力強く生きていく日まで、みんなで「#がんばれパンチ」とエールを送り続けたいですね。
今度のお休みは、実際に「パンチくん」を応援しに行きませんか?
※掲載しているニホンザルの画像は、全てイメージとなります。
CURMY編集部
おすすめ記事
更新日: 3/2/2026


.jpg)



