「パルワールドってポケモンのパクリ?」と子どもに聞かれたら?親が知っておきたい騒動の経緯と伝え方

YouTubeの配信動画などを通じて、子どもたちの間で大ブームになっているゲーム「パルワールド」。
お子さんから「新しいポケモンのゲームなの?」「これってポケモンのパクリなの?」と聞かれて、返答に困ってしまったパパやママも多いのではないでしょうか。
この記事では、話題になっているニュースの真相や、パルワールドとポケモンの違いについて分かりやすく解説します。さらに、このニュースをきっかけに、お子さんと「ルール」や「真似すること」について話し合う教育的なアプローチもご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、親子での会話のヒントにしてみてくださいね。
パルワールドってどんなゲーム?ポケモンの新作なの?

まずは「パルワールド」が一体どんなゲームなのか、普段あまりゲームに馴染みのないパパ・ママにもわかりやすく解説します。
パルワールドはポケモンの新作ではない
結論から言うと、パルワールドはポケモンの新作ではありません。
ポケモンは株式会社ポケモンや任天堂が展開していますが、パルワールドは「株式会社ポケットペア」という全く別の日本の会社が作ったゲームです。
また、遊べるゲーム機も異なります。ポケモンはお馴染みのNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)などで遊べますが、パルワールドは主にパソコンやXbox(エックスボックス)、PS5向けに作られています。
なぜ「似ている」「パクリ」と話題になっているの?
全く別の会社のゲームなのに、なぜ「似ている」と話題になっているのでしょうか。
その理由は、パルワールドに登場する「パル」と呼ばれるキャラクターたちのデザイン(見た目)にあります。このパルたちが、ポケモンのキャラクターに非常に似ていると感じる人が多く、SNSなどで「パクリではないか?」という議論が起こったのです。
子どもたちが見て「新しいポケモンゲーム?」と勘違いしてしまうのも無理はありません。
遊び方(ゲームシステム)はポケモンとは微妙に違う!?
キャラクターの見た目は似ていると言われていますが、実は「遊び方」は全く異なります。
ポケモンは、仲間を集めて育て、トレーナーとして冒険を進める「RPG(ロールプレイングゲーム)」です。
一方のパルワールドは、「サバイバルクラフト」と呼ばれるジャンルです。木や石などの素材を集めて家を作ったり、生き残るために工夫したりする要素が強く、有名なモンスターハンターやゼルダに近いシステムを持っています。見た目は似ていても、遊び方は絶妙に違うゲームなのです。
任天堂・ポケモン公式の反応は?裁判の現状とニュースの真相
キャラクターが似ているということで、本家である任天堂やポケモンの公式はどう対応しているのでしょうか。パパ・ママが知っておきたい大人の事情を、客観的に整理してみましょう。
株式会社ポケモンの公式声明から裁判へ
2024年1月にパルワールドが発売されて話題になった後、株式会社ポケモンは「知的財産権(キャラクターやアイデアなどを守る権利)の侵害行為に対しては、適切な対応を取る」という声明を出しました。
その後、2024年9月には、任天堂および株式会社ポケモンが、パルワールドの開発元を「特許権(とっきょけん)の侵害」で提訴し、裁判が始まりました。
参考 株式会社ポケモン ニュースリリース
https://corporate.pokemon.co.jp/information/newsreleases/i-66/
https://corporate.pokemon.co.jp/information/newsreleases/i-75/
デザイン(絵)ではなく「仕組み」の裁判?
ここで気をつけたいポイントがあります。SNSなどでは「キャラクターの見た目がパクリだ(著作権の侵害だ)」と騒がれていましたが、今回の裁判は「特許権」に関するものです。
著作権が「絵やデザインなどの表現」を守る権利なのに対し、特許権は「新しい発明や技術の仕組み」を守る権利です。
つまり、今回の裁判は「絵が似ていること」ではなく、「ゲームの遊び方やプログラムの仕組み」を無断で真似したのではないか、という点が争点になっています。
2026年現在、裁判はどうなっているの?
2026年7月現在、この裁判はまだ東京地方裁判所で続いており、結論(判決や和解など)は出ていません。
現在もパルワールドのゲーム自体は販売されており、パルワールド側がゲームの仕組みの一部をアップデートで変更するなどの対応をとりながら、話し合いが進められている状況です。違法かどうかは、まだ裁判所が確認している途中ということになります。
【CURMY知識】「真似する」ことについて子どもと話すチャンス!

少し難しいニュースですが、実はこれ、お子さんと「ルール」や「人のアイデア」について話し合う絶好のチャンスです。子どもへの上手な伝え方をご紹介します。
「絵のマネ」と「仕組みのマネ」の違いって?(Q&A形式)
子どもに聞かれたら、こんな風に答えてみてはいかがでしょうか。
Q. 「パルワールドってポケモンのマネなの?」
A. 「パルワールドを作った会社は、ポケモンの会社とは違うんだよ。キャラクターは似ているかもしれないけれど、遊び方は違うゲームなんだって。」
Q. 「マネするのは悪いことなの?」
A. 「キャラクターの絵をマネして、お家で楽しむのはいいことだよ。でもね、お友だちの絵をマネしてるのに自分が考えたって言ったり、勝手にお店で売ったりするのは『ルール(著作権)』でダメって決まっているんだ。今回は、ゲームの『遊び方の発明(特許)』をルール違反して使ったかどうかについて、大人の話し合い(裁判)になっているんだよ。人が一生懸命考えたアイデアは、大切にしなきゃいけないんだね。」
子どもでも「パルワールド」は遊べる?対象年齢に注意!
もしお子さんが「パルワールドをやりたい!」と言った場合は、確認が必要です。
ゲームにはCERO(セロ)レーティングという年齢別の対象年齢の目安があり、パルワールドのSteam版は「13才以上対象」とポケモンよりも対象年齢が高く設定されています。また、インターネットに繋いで遊ぶオンラインゲームなので、見知らぬ人とのやり取りが発生する可能性もあります。
各ご家庭で「1日何時間まで」「誰と遊ぶか」といったルールをしっかり決めることが大切です。
ポケモンの新作ゲームへの影響はあるの?
「裁判になっているなら、ポケモンの新しいゲームが出なくなっちゃうの?」と心配するお子さんもいるかもしれません。
そこは「大丈夫だよ」としっかり安心させてあげてください。今回の話し合いが原因で、ポケモンの新作の開発が止まるようなことはありません。これからも楽しいポケモンのゲームは出続けるので、楽しみに待っていましょう。
まとめ
パルワールドとポケモンの騒動は、まだ大人が話し合い(裁判)を続けているニュースであり、結論が出るにはもう少し時間がかかりそうです。
しかし、この話題は「ルールを守ること」や「人が考えたものを大切にすること(知的財産)」について、親子で考えるとても良い機会になります。ぜひこの記事を参考に、お子さんと有意義な会話を楽しんでみてください。
「もっと子育てのヒントが知りたい!」「子どもとのコミュニケーション術を学びたい」という方は、ぜひCURMY(カルミー)の最新記事もチェックしてみてくださいね。親子の日々を豊かにする情報をお届けしています!
CURMY 編集部
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更新日: 7/19/2026






