フレネミーは家庭環境が原因?【子どもの友達関係】で親が覚えておきたい賢い対処法

「仲の良い友達だと思っていたのに、なぜか一緒にいると傷つくことが多い…」
お子さんがそんな人間関係の悩みを抱えていませんか?
もしかすると、そのお友達は「フレネミー」と呼ばれる存在かもしれません。
本記事では、フレネミーの特徴や、なぜそのような行動をとってしまうのかという心理的な背景(家庭環境など)、そして子どもの成長段階に合わせたパパ・ママの賢い対処法を分かりやすく解説します。
フレネミーとは?エネミー(敵)との違いや分かりやすい例
フレネミーとエネミーの違い
「フレネミー」とは、「Friend(友達)」と「Enemy(敵)」を組み合わせた造語です。
エネミー(あからさまな敵)との決定的な違いは、「表面的に友人グループ内にいる子」という点にあります。周囲からは仲の良い友達に見えるため、嫌がらせやマウンティングに気づきにくく、ターゲットにされた子どもが一人で抱え込みやすいという厄介な特徴があります。
分かりやすい例は「ドラえもんのスネ夫」?
子どもにも説明しやすい身近な例として、国民的アニメ『ドラえもん』に登場する「スネ夫」の立ち位置が挙げられます。
ジャイアンという強い立場の側にいながら、自分がピンチのときには仲間外れや裏切りを起こす行動は、フレネミーの典型的な特徴を捉えていると言えるでしょう。
どこからがフレネミー?見分けるためのボーダーラインと特徴

なぜ「フレネミー女子」が多いと言われるの?
フレネミーは男女問わず存在しますが、特に「フレネミー女子」という言葉をよく耳にするかもしれません。これは、共感性やグループ内の和を重んじる女性特有のコミュニケーションが関係しています。
表立って対立することを避けるグループが多いため、笑顔の裏に嫉妬や競争心を隠し、遠回しな嫌がらせへと発展しやすい傾向があると言われています。もちろん、男子グループの中にも巧妙なフレネミーは存在します。
【年代別フレネミー】例えばこんな行動があったら要注意!チェックリスト
フレネミーの行動は、子どもの成長と共に巧妙化します。お子さんの年齢に合わせて、友人関係に以下のようなサインがないか確認してみてください。
【小学生のフレネミー行動】

- 2人きりの時は優しいのに、ほかの人がいる前だとけなしてきたり冷たくなる。
- 「誰にも言わないでね」と話した秘密を、すぐに他人にバラす。
- 親や先生の前でだけ、異常に「いい子」を演じる。
【中学生・高校生のフレネミー行動】

- LINEグループで、(周囲に)既読スルーをさせたり、グループの主導権を握ったりする。
- 「全然勉強してない」と言いながら高得点を取り、真面目に勉強した相手を「同じ授業を受けているはずなのに点数低いね」と遠回しに見下す。
- 部活のレギュラー争いや成績など、明確な優劣がつく場面で露骨に不機嫌になる。
- Instagramのストーリーズ(24時間で消える投稿)で、わざと「親しい友達」から外して情報をみせないようにする。
- 友人関係や恋愛について「あなたのためを思って」と前置きしながら、自信を喪失させるようなダメ出しをしてくる。
- 裏垢(本名を使わない匿名のSNSアカウント)で、特定の子の悪口を匂わせる投稿をしている。
なぜフレネミーになってしまうの?背景にある家庭環境と心理

家庭環境が影響しているケースも
なぜ、友達を傷つけるような行動をとってしまうのでしょうか。その背景には、家庭環境だけが原因ではありませんが、一因となるケースもあると言われています。
例えば、兄弟や他者と常に比較されるような過度な競争を強いられる環境や、親からの承認が不足または過度な環境で育つと、「他人を蹴落としてでも自分の価値を証明したい」という心理が働きやすくなります。自己肯定感を保つための手段として、無意識にフレネミーの行動をとってしまうことがあるのです。
「おばさん」になっても続く?フレネミーの末路
子どもの頃に身についた人間関係の歪んだ癖は、大人になっても自然に治るものではありません。実際、職場やママ友のコミュニティの中にも「フレネミーおばさん」と呼ばれる人は存在します。
だからこそ、子どものうちに「こういう特徴がある人にはどう接するべきか」という対処法を学んでおくことが、将来の人間関係のトラブルを防ぐ大きな財産になります。
SNSで話題!フレネミーのリアルを描いた漫画
SNSでも、フレネミーのリアルな生態を描いた漫画が共感を呼んでいます。
代表的な作品として、『親友はフレネミー そして夫の浮気相手【電子書籍】』『フレネミー〜天敵は親友の顔をする〜』『フレネミー〜他人のデマは蜜の味〜【電子書籍】 』などが挙げられます。
仲の良い親友だと思っていた相手から受ける、じわじわとした精神的ダメージや人間関係のリアルが描かれており、「こんなこと自分にもあったかも」とハッとさせられる方も多いようです。機会があれば、ぜひ公式配信サイトなどであらすじをチェックしてみてください。
子どもがフレネミーのターゲットに!ママ・パパの賢い対処法

まずは子どもの話を否定せずに「共感」する
もしお子さんが悩みを打ち明けてくれたら、「〇〇ちゃんは本当に悪い子なの?」と否定するのは避けましょう。
まずは「辛かったね」「嫌な思いをしたね」と、子どもの感情をそのまま受け止め、共感してあげてください。家庭が「何があっても味方でいてくれる安全基地」であることが最も重要です。
上手な「距離の置き方」を一緒に考える
いきなり「絶交しなさい」と親が強制するのは、特に中高生においては逆効果になりがちです。
挨拶は笑顔でするけれど個人的な話はしない、SNSではミュート機能(相手の投稿を見えなくする機能)を活用して情報を遮断するなど、物理的・心理的に少しずつ接する距離を置く「大人の対応」を一緒に考え、アドバイスしてあげましょう。
学校や専門機関へ相談する適切なタイミング
親は一歩引いて見守るのが基本ですが、いじめに発展しそうな場合や、子どもが不眠・食欲不振に陥っているなど心身にSOSが出ている場合は別です。
直接相手の親に言うのはトラブルの元になりやすいため、まずは担任の先生やスクールカウンセラーに客観的な事実を伝え、速やかに相談してください。
【番外編】親自身が「フレネミーママ友」に遭遇したら?

教育熱心なご家庭や、お子さんの成績が良いご家庭は、親自身が他のママ友から嫉妬され、マウンティングのターゲットになることも少なくありません。
もしフレネミーの兆候を感じたら、深入りは禁物です。プライベートな家庭の事情や教育方針は不用意に語らず、挨拶とイベントごとやお天気の話など表面的な世間話までにとどめる「ドライな関係」を保つことが、自分と家族を守る最大の処世術です。
まとめ:昔から変わらない友達の悩み。正しい知識を対処の糸口に
スマートフォンやSNSが普及し、コミュニケーションの形は複雑化しましたが、根底にある「嫉妬(うらやましさ)」や「劣等感」から生じる人間関係の悩みは、今も昔も変わりません。
昔と違うのは、このモヤモヤする関係性に「フレネミー」という名前がつき、その心理や対処法が言語化されていることです。ただ我慢して傷つくのではなく、正しい知識を持つことで、賢く自分を守る選択ができるようになります。
私たちCURMY(カルミー)では、こうした子どもの人間関係の悩みから、日々の教育情報まで、パパ・ママの心に寄り添うヒントを日々発信しています。
今回の記事を参考にしながら、お子さんと自分自身にとって無理のない人との付き合い方を考えるきっかけにしてみてくださいね。
CURMY編集部
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更新日: 5/1/2026


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